196~200どじ丸物語(其の196)一人の散歩は長くてつまらない。。。。翌日の夕方からは一人ぼっちの散歩が始まりました。 どじ丸が最後に使っていたリードを手に・・・・・。 「行ってくるネェ~・・」 「気をつけて、、。」 トボトボと田んぼ道まで来ました。 “まだこれだけしか歩いてないの・・・?” 大通りに出て右に・・・ “ふぅ~~~” また右に曲がって2本目の田んぼ道に。 “まだまだかぁ~” 左に曲がってもう1回左。3本目の田んぼ道。 “こんなに歩いていたんだなぁ~・・・・・・” 大通りにぶつかって右に、暫らく歩いてまた右に。 4本目の田んぼ道に差掛かった時は、もう飽きてきました。 “どじ丸がいたら、こんな散歩じゃないのになぁ~~~” 真っ直ぐ行くと川の土手にぶつかります。 “行ってみるか・・・!” “この散歩の途中で、わんこの散歩に何回出会ったろう” なんて考えていたら馬鹿らしくなってきました。 我家に戻っての第一声は・・・・・・・。 「た・だ・い・ま・ぁ・ぁ~~~疲れた。。」 1時間も歩いていなかったと妻は言いますが、 随分長いこと歩いた気がしました。 “また明日もか・・?” 一人の散歩がこれほどつまらないものだとは・・・・・・。 どじ丸物語(番外編・その3)どじ丸物語をやめようかとも・・・・。 先日、足跡から覗いたある方の日記の中に、 私の日記を引用して反対を訴えているものを見てしまいました。 皆さんにアクセストップをお願いした時に読まれて、 そう言うお気持ちになられたのだろうと思いますが、 蔭で反対されるのは私の本意ではありません。 そうかと言って日記の書かれている私のした行為全てに、 賛成して欲しいと思っているわけでもありません。 反対の意見があって当然のこと。 それを受け止めるくらいの覚悟がなければ、 何もここまで書くこともなかったのです。 今日、本当はお骨が帰ってくる日を書こうと思っていたのですが、 そのことがどうにも頭から離れずにいるので、 ひとやすみさせていただきました。 ちょっと考えてみますね。。。。。。。 重たすぎる日記なのかもしれません・・・・・・。 どじ丸物語(其の198)お骨を受け取りに、、、こんなにちっちゃくなっちゃって。。 2001年2月19日の月曜日、 今日はどじ丸が火葬されてお骨になってしまう日。 12時半頃に受け取りに向かいました。 受付には名前の書いてあるプラスチックの入れ物が二つ。 “同じ気持ちのご家族がいたんだぁ~~”と思いながら、 「○○ですが、お骨を受け取りに来ました。」 「はい、、、ご苦労様です。。。こちらですよ。」 手前に置いてあった入れ物を受け取って、、、、、 “軽くなっちゃったなぁ~~” 最初の気持ちでした。 “おとうちゃんが、こんなにしてしまったんだね。。” 遅くまで考えて覚悟してしたことなのに、 どうしても後悔とどじ丸に対しての詫びが先にでてしまいます。 別に用意したハンカチでどじ丸を包んで車へ・・・・・。 会社へ戻って、そのまま自分の車に乗せました。 “ちょっと一人で我慢してて・・?” “残業しないで帰るから、ちょっとの辛抱だから・・・。” 午後の仕事は、ほとんどが上の空で手につきません。 早く帰って、妻に会わせてあげたかったんです。 終業のチャイムとともに退社、大急ぎで我家に戻りました。 「ただいまぁ・・・。」 「どじは???」 「一緒だよ・・。」 「早く!!」 「はい、、これ、、。」 「えっ、、、、こんなにちっちゃいの??」 「そうだよ。全部くれる訳ないでしょ。。」 「そうかぁ~~、、!?」 「もう一つあってね、一緒だったみたい。」 「間違えてないよね。。」 「決まってるだろ!!名前も書いてあったし、 ちゃんと火葬してくれるって約束したんだから間違いないよ!!」 「判ったよぉ~~。」 最後まで寝ていたクッションにお骨を置いて、 胴輪と首輪そしてリードを添えてあげました。 その前には小さなお弁当箱にお水とドッグフード。 何時の間にか妻がメソメソし始めました。 「どじちゃん・・・ごめんねぇ~~~」 土曜日に預けて今日まで、 安楽死が良かったのか悩んでいたのは判っていたのですが、 “二人して決めたんだろ!!”と叱り、 半分慰め半分で持ち応えていさせたのです。 が、、、、、 やはり変わってしまった姿を目の前にして、 感極まってしまったのでしょう。 「あんたが決めたんだよね!!」 「なにが??!」 「どじ君だよ!!」 「それは言うなって行ってるだろ!!」 「でもぉ~~~・・・」 「でもじゃないよ。。全部俺が悪いみたいじゃん。。」 「悪いよ!!あんたが死なせたんだからね!!」 全部私のせいです。 でも、これ以上妻を責めるわけにはいきません。 全て背負うことに決めました。 「判ったよ!!俺が決めたんだから、泣いてていいよ。。」 お骨を前にして動こうとしない妻。 これからの日々が思いやられます。 私だって本当は泣きたいんです。 でも、二人して泣いていたら優しいどじ丸がどうしていいか判らなくなってしまうので、 当分の間私は泣かないことにしました。 妻一人泣かせておけば、どじ丸が慰めてくれます。 生きていた時にしてくれたことそのままに・・・・・・・・。 どじ丸物語(其の199)日曜日まではお家にいようね☆ 「どじ丸はどうするの・・?」 「庭にお墓造ろうと思ってる、、。」 「ふぅ~~ん・・?でも、いけないんじゃないの?」 「何が・・?」 「庭に動物のお墓はいけないって言ってたよ。。」 「いいじゃん、、、どじ丸だし・・。」 「それはそうだけど・・・。」 「いいの!!俺の好きにするんだから・・!!」 「今度の日曜日に納骨するから連絡して!!」 「自分ですれば・・。」 「分かったよ。。」 「もしもし、、、。」 「は~~い○○です。」 「今度の日曜日納骨するから、みんなで来て、、、。」 「分かったけど、、何時ごろ??」 「用意はしとくから、何時でも、、。」 日曜日までは三人で以前のように過ごすことにしました。 散歩は胴輪を持って私だけ・・・・・ でも、どじ丸は一緒です。 朝と晩のご飯とお水は欠かしません。 一人でお墓の設計を考え始めました。 “やっぱり水仙の側がいいかなぁ~~?” “南天の下だと根っこが生えるしなぁ~~?” と、思案に暮れていると・・・・・・ 「菊の花のそばにしたら・・!」 「そうだね☆」 レンガで囲って、真ん中に丸い石を置いて、、、、 頭の中でお墓は出来あがりました。 今度のお休みは土曜日、、、、、。 “レンガと丸い石を買いに出掛けなくちゃね。” どじ丸に話し掛けていました。 どじ丸物語(其の200)庭にお墓を造ろう・・。 日曜日の納骨にあわせてお墓を造ることにしました。 ブロックで囲んで中央に丸石を置くまでは決まっているのですが、 いざホームセンターに行くと、 色々な物に目移りがしてなかなか決めることが出来ません。 自分一人では決められないので、 土曜日曜と久しぶりに連休になった土曜日に、 妻と二人でホームセンターに出掛けました。 「レンガ6個と丸石1個買いたいんだけど・・・玉石も・・・。」 「好きにすれば・・。」 「好きにすればって、、、お前も選んでくれよ!!」 「だって、自分で考えたんでしょ・・!!」 「それはそうだけど、、、、。」 「これは??」 「黒いのがいいか、、白っぽいのがいいかって迷ってるんだ、、」 「白っぽいのがいいよ。。どじも白かったし・・。」 内側に敷く白っぽい玉石も買って、トランクに詰め込んで・・。 帰りの車はハンドルが軽く前輪が浮いているようです。 我家に戻ると、もう妻は知らんぷりです。 一人でポツポツと始めました。 周りの水仙を外してブロックを置き、 中央に50センチほどの納骨用の穴を掘り準備万端です。 後は明日を待つだけ、、、。 お骨は入れ物から出して土にもどして上げようと思っています。 ジャンル別一覧
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